3Dプリンターとは3Dデータを元にして樹脂類や石膏等の材質から3Dの形状を出力する機械です。代表的な造形方法に熱溶解積層法というのがあり、熱に溶ける樹脂を層にして重ねていく方法で立体を作り上げていきます。最近普及していろいろと取り上げられているのでご存知の方も多いと思います。私はソフトウェア、システム開発のエンジニアで3Dプリンターそのものがすぐに仕事に繋がるとは思えませんが、とにかく使ってみました。ここでの画像は実際にモデルを作って出力したものの一つです。(猫に見えますよね?現在このサイトのヘッダー部分で使っている猫が元データになっています。)ということで実際に今までやったことを書いていきたいと思います。
セミナーに行きました
以下のサイトのセミナーです。
3Dプリンターの価格比較・体験セミナー・情報サイト|スリプリ- 3Dプリンターハウス
ここの3Dプリンター・オープンキャンパスに行きました。3Dプリンターの基本的な説明を聞いて、実際にモデルを作ったり、出力するところを見ました。今は家電量販店等でも3Dプリンターを扱っていて、いろいろと実際に3Dプリンターを実際の出力を含めて見ることが出来ると思いますが、私はここで初めて実際の出力を見ました。
FabCafe Tokyoに行きました
次に時間精算で3Dプリンターが使える場所として東京近郊では比較的有名かもしれないですが、以下のFabCafe Tokyoに行きました。
FabCafe Tokyo
ここでは、学んでつくる!はじめてのFAB教室に行きました。ここでは、AutoDesk 123D Creatureの基本的な操作方法を覚えました。
この段階での成果が以下です。iPad miniでのAutoDesk 123D Creatureの画面です。クマ的なモデルを作ってみました。AutoDesk 123D Creatureはもちろん着色も出来るのですが、3Dプリンターで出力するということで着色はしていないです。
これを3Dプリンターで出力したのが以下です。FabCafe Tokyoで出力しました。ストラップ用の金具は自分で付けました。大きさの比較のためにiPhone4Sの上に置きました。
仕上がりの精度としては良くないのではと思われるかもしれないですが、出力時間優先で短い時間で出来るようにするとこういった感じに仕上がります。
詳細は以下を見て下さい。
3Dプリンターを使ってみた(その6)熱溶解積層法での出力処理について
新宿のOffice24 Studioへ行きました
次は以下の新宿のOffice24 Studioへ行きました。
3Dプリンター立体造形出力の専門スタジオなら西新宿のオフィス24スタジオ
渋谷のFabCafe Tokyoは、Cafeにもなっていて打ち合わせ等も出来ますが、こちらはオフィススタジオということで雰囲気がまた違います。
ここでは以下の招き猫的なモデルを作成して出力しました。これも、AutoDesk 123D Creatureで作ったものです。今現在ではサイトのヘッダ部分にも使っています。
以下が短いですが出力途中の映像です。許可を頂いて録画しました。
出来上がりが以下です。このページの先頭の画像と同じです。大きさの比較のためにiPhone4Sの上に置きました。
AutoDesk 123D Designを使いました
次は、AutoDesk 123D Designを使いました。AutoDesk 123D Designは、設計の3D CADとでも表現すればいいのでしょうか。設計図なり必要な形状、サイズがあるものを作成していくためのCADです。まだ本格的に使っていないですが、基本的な形状を作ってみました。
以上が今までやったことですがまとめ的に書きます。
個人のレベルで導入できる3Dプリンターでの利用では、やはりプロトタイプ(試作)や、一点ものの受注生産や個人利用が有効かと思います。大量品種の大量生産に向く(これで利益を上げることが出来る)とは思えません。そういった意味では直ちに3Dプリンターで製造業が変わるといったことはあまり思えません。しかしながら、自分で設計から製造まで出来るというのはいろいろと可能性が考えられるということだと思います。
次回からは、実際にやってみたことについて3Dモデルの作成から、実際の出力までについて書いていきます。