Raspberry Pi 3でモニタとキーボードなしで設定する方法についてです。
以下のような条件ごとに方法を確認しました。あちらこちらで書いてしまったのでここで整理させてください。当然環境によって違いますので全ての環境で出来るとは限りませんのでご了承いただければと思います。
1. コンソールケーブルが使える場合
以下のページで書きました。コンソールケーブルが使えれば初期設定もネットワーク設定もコマンドで可能です。
Raspberry Pi 3でのコンソールケーブル利用と初期設定
Raspberry Pi 3ではwifiがデフォルトで利用出来るので、wifiの設定をして初期設定からSSHを有効にすればSSHでコマンド操作が可能です。
2. 有線LAN環境が使える場合
この場合は、まず以下のようにSDカード上にsshというフォルダを作成します。以下はWindows環境で、Win32DiskImagerで作成した例です。
これで、SSHが利用出来るようになります。これは以下のリリースノートによるものです。
http://downloads.raspberrypi.org/raspbian/release_notes.txt
2016-11-25: * SSH disabled by default; can be enabled by creating a file with name "ssh" in boot partition
これで、有線LAN環境のDHCP環境であれば、IPアドレスが分かればSSHで接続出来ます。最新のraspbianでは、avahiが有効になっているようなので、raspberrypi.localというホスト名でも接続出来る場合があると思います。
一度、SSHで接続出来れば、初期設定も、Wifiの設定も可能です。
以下は関連するページです。
Raspberry Piでwifiに接続する
Raspberry PiでAvahi を使ってホスト名でアクセスする
前提として普通のパソコンのように、モニタとキーボード、マウスを利用するのが一番簡単ですが、それが出来ない場合にはこれらが使える場合があると思います。