Raspberry Piでタッチスクリーン付モニタを使ってみました。PiScreenという商品名で3.5インチTFT(480×320) でタッチスクリーン付です。以下の商品です。以下は完成品ですが、少し低価格の組み立てキットもあるようです。
piScreen : 3.5″ TFT with touchscreen for the Raspberry Pi
上記の商品紹介のページにありますが、元々はKickstarterのプロジェクトで見つけたものでここに参加した結果、完成後に送られてきた商品です。オーストラリアのメーカの設計で製造は中国で行われたようです。(※予定より結構遅れました。随時経過が報告されていたので普通に待っていました。結構Kickstarterでは遅れることはよくあるとも聞いたことがあります。)
今現在は在庫があって日本へも発送可能という状態のようです。Raspberry PiのモデルAとBとB+で使えるとあります。(A+については今現在は書いていないようです。)
以下写真です。(※クリックで拡大表示します。)
Raspberry Pi のモデルBに直接接続した状態です。
裏側はこういったデザインです。この写真で左上のピンがスペアGPIOです。
ここから専用のケースに組み込んだ状態です。上部にもフタが出来るようにケースの部品がありましたがタッチスクリーンが操作出来ないのでフタはかぶせていないです。
電源は後ろに見えると思いますが、iPhoneかiPad miniだったかの付属のアダプターから供給しています。明るさは分かりずらいかもしれないですがこういった感じです。決して明るいとは言えませんが室内では何とか見えます。バックライトの操作はオンとオフのスイッチのみです。その他設定方法詳細はメーカのサイトに説明があります。
タッチスクリーンは初回にキャリブレーションの指示が出ますので指示に従ってタッチします。このキャリブレーションが完了すると左下のメニューの表示、右下のログアウトのアイコンも指で指定出来ました。スタイラスペンが付属していたのでこれも使えます。ただしスマホやタブレットのような感覚で操作は出来ません。私の感覚では古いPDAの操作性だと思います。
文字の入力はソフトウェアキーボード(Matchbox-keyboard)が使えます。初期設定では英字しかレイアウトにないですが、カスタマイズすることが出来ます。あと文字入力では上記商品のページの動画にも出ていますが、xstrokeというソフトを使ってタッチスクリーン上でのスタイラスペンのジェスチャーで文字が入力出来ます。メーカのサイトに従ってxstrokeを導入して使ってみましたが、余程慣れないとうまく認識しないと思いました。
それでこのPiScreenで何の用途が考えられるかといいますと商品紹介のページには今現在、以下のような用途が書いてあります。(※私が理解した意味です。)
Raspbery PiのGPIO操作のバーチャルボタン
Kiosk端末システム
組み込み機器の制御用GUI
自身のプログラム開発
Raspberry Piのカメラモジュールとの組み合わせ
MAMEに使う
(※MAMEとはゲームのMultiple Arcade Machine Emulatorのことかと想像しましたが、私は使ったことがないです。)
私が思いつくのはやはり上にもありますが、組み込み系の用途だと思います。
以上、PiScreenについて書きましたが、他にも同様の商品はあります。例えば以下を見つけました。今回のPiScreenより少し小さいようですが、Amazonでも買えるようです。他にもあると思います。必要な場合はいろいろと探してどれがいいか検討すればいいと思います。
今回はここまでです。すいません、以下はAmazonでの関連商品です。