「温度管理システム的なものを作ってみる」の1回目です。AndroidでUSBシリアル通信の記事を書きました。(1回目はこちらから。)次は、その少し応用的な内容で書きたいと思いました。そこで、温度センサを使ってそのデータをスマホアプリ経由でクラウドに登録するというシステムを作ってみました。温度ロガーシステムという場合は、一定時間ごとにデータを蓄積していくという流れですが、ここではスマホアプリで手動でクラウドへ登録します。ロガーというよりメンテナンス作業やモニタリング的な処理の流れだと思います。スクリーンショットはPCのブラウザでクラウドのデータを表示している画面です。
(※2015/05/06 実サイトは一旦公開終了しました。)
今回は全体的な概要についてです。
画像の左側からArduino UNO、ブレッドボード上に温度センサのLM35DZ、スマホ(AU SHARP製 SHL23、Android4.2.2)です。画像では切れていますが、Arduinoとスマホがスマホのホストケーブルを経由して接続されています。
データの流れは以下のようにしました。
温度データの登録
Arduino(温度センサ LM35DZ) → USBケーブル(USBホストケーブル) → Android(スマホ) → (インターネット) → Cloud(Microsoft Azure)
温度データの閲覧
ブラウザ ←→ Cloud(Microsoft Azure)
プログラム構成は以下です。
Arduino:温度センサからの温度データの取得とスマホとの通信
Android:Arduinoとの通信で温度データの取得とCloudへのデータ送信
Cloud:温度データの登録とデータ一覧表示
今回はここまでです。次回からそれぞれのプログラムを中心に書いていきます。次回は、Arduinoの温度センサから温度を取得するプログラムについてです。